ふっ素樹脂コーティングをはじめとする表面処理技術のパイオニアとして、国内外に5,000社以上の顧客を持つ「株式会社吉田SKT」。自動車や航空機、半導体に食品まで、あらゆるモノづくり現場の課題解決に貢献しています。
表面処理がもたらす“機能”を提供する

ニーズに最適なコーティング加工を開発
焦げ付きにくいフライパンや、撥水機能を持つアパレル製品などで知られる“ふっ素樹脂”。生活用品から工場設備まで、あらゆる分野で活用される万能材料です。吉田SKTは、ふっ素樹脂コーティングをはじめとする表面処理技術で、世界屈指の実績を誇ります。昭和25年(1950年)に、菓子メーカーとして設立。ウエハースの売り上げで全国トップシェアを築きますが、時代の変化と共に市場が縮小。新たな事業を模索する中でカギとなったのが、菓子製造で金型に施していたふっ素樹脂コーティングでした。昭和46年(1971年)に、表面処理技術の専門メーカーへと転身。現在では自動車、航空機、食品、化学、医療・医薬、半導体など、あらゆる産業界に5,000社以上の顧客を持つ、業界のパイオニアとなりました。
非粘着性、撥水・撥油性、低摩擦性、耐熱性、耐薬品性、絶縁性などを兼ね備えたふっ素樹脂。同社では長年の研究により、その優れた特性を最大限に引き出す方法を確立。工作機械のスムーズな動きを助ける。エスカレーターの巻き込み事故を防止する。薬液を安全に高純度で維持させる…。生産性の向上から身の回りの安全性まで、様々な分野の課題解決に貢献しています。同社の実力を物語るのが、ミクロンレベルのコーティング技術。直径2〜3ミリの極細パイプの内面に、長さ10メートルもの均一な薄膜塗装を実現。機械配管や実験器具などに採用され、先端技術を陰で支えています。
材料の組み合わせを変え、幾度も試作を繰り返し、商品化までに最低1〜2年。20年にわたり研究を続けている案件もあるといいます。社内随一のアイデアマンで、率先して独自商品を生み出しているのが、代表取締役社長の加藤裕世氏。「守秘義務により詳細は語れませんが」と前置きした上で、「我々が提供しているのは、表面処理というよりも、それがもたらす機能です。お客様ごとに求める機能が変わりますから、開発に限りはありません」。その結果が5,000件の取引先であり、さらなる市場拡大へとつながっていくのでしょう。
非粘着性、撥水・撥油性、低摩擦性、耐熱性、耐薬品性、絶縁性などを兼ね備えたふっ素樹脂。同社では長年の研究により、その優れた特性を最大限に引き出す方法を確立。工作機械のスムーズな動きを助ける。エスカレーターの巻き込み事故を防止する。薬液を安全に高純度で維持させる…。生産性の向上から身の回りの安全性まで、様々な分野の課題解決に貢献しています。同社の実力を物語るのが、ミクロンレベルのコーティング技術。直径2〜3ミリの極細パイプの内面に、長さ10メートルもの均一な薄膜塗装を実現。機械配管や実験器具などに採用され、先端技術を陰で支えています。
材料の組み合わせを変え、幾度も試作を繰り返し、商品化までに最低1〜2年。20年にわたり研究を続けている案件もあるといいます。社内随一のアイデアマンで、率先して独自商品を生み出しているのが、代表取締役社長の加藤裕世氏。「守秘義務により詳細は語れませんが」と前置きした上で、「我々が提供しているのは、表面処理というよりも、それがもたらす機能です。お客様ごとに求める機能が変わりますから、開発に限りはありません」。その結果が5,000件の取引先であり、さらなる市場拡大へとつながっていくのでしょう。
自分で考え改革していくことが喜び

管理部 主任 入社2年目 土田 光範さん
会社訪問で工場案内や事業説明を一通りしてもらった後、「面接を受けてもいいと思う人だけ残ってください」と言われたんです。そのまま面接に臨んだところ、会長から「君の人生を引き受ける」くらいの勢いで、熱烈なアプローチを受けて。このご時世にすごい会社だなと思い、そこに感動して入社を決めました。
元々マネージメント全般を任される条件で入りましたが、どの部署であっても現場を知らないと仕事はできません。私も入社7ヶ月間は工場で製造を経験した上で、管理部に配属されました。仕事内容は総務・人事・経理・広報・労務・情報システム管理と、いわば何でも屋です。いきなり就業規則の改正に携わるなど、入社1年目から大きな権限を与えられています。人に指図されてルーティンワークをこなすより、自分で考え改革することに喜びを感じるタイプなので、今の仕事はすごく合っていますね。今後はいっそう社員が働きやすい環境や制度を整えていくことに、全力を注いでいきたいと思います。熱意があればどれだけでも応えてくれる会社ですが、楽しいだけの仕事なんてありません。でも楽しくするにはどうすればいいかを、常に考えることが大事ではないでしょうか。
元々マネージメント全般を任される条件で入りましたが、どの部署であっても現場を知らないと仕事はできません。私も入社7ヶ月間は工場で製造を経験した上で、管理部に配属されました。仕事内容は総務・人事・経理・広報・労務・情報システム管理と、いわば何でも屋です。いきなり就業規則の改正に携わるなど、入社1年目から大きな権限を与えられています。人に指図されてルーティンワークをこなすより、自分で考え改革することに喜びを感じるタイプなので、今の仕事はすごく合っていますね。今後はいっそう社員が働きやすい環境や制度を整えていくことに、全力を注いでいきたいと思います。熱意があればどれだけでも応えてくれる会社ですが、楽しいだけの仕事なんてありません。でも楽しくするにはどうすればいいかを、常に考えることが大事ではないでしょうか。
働きやすい環境づくりは会社の責務

代表取締役社長 加藤 裕世さん
当社は表面処理加工を通して、部品に付加価値を与えることを強みとしてきました。ふっ素樹脂はひとつの手段ですが、これに固執するつもりはありません。顧客ニーズに合わせて、会社もどんどん進化すべきと考えるからです。
お客様の困りごとを解決するには、専門知識に裏付けされた提案力が不可欠。そこで技術トップが若手社員を対象に定例勉強会を開いたり、他業界からヒントを探るため外部研修に参加する機会も設けています。資格取得に向けては書籍・講座・受験料は会社負担で、合格したら毎月手当を支給。電気工事士や危険物取扱主任者、衛生管理者、コンピュータ系だけでなく、業務に必要とみなせば対象資格をどんどん拡大します。
家族手当の充実も自慢です。配偶者には2万円、子ども1人目で1万円プラス、2人目で1万5,000円プラスと、ひとり増えるごとに5,000円ずつ加算率が上がる。4人子どもがいる社員は、家族手当だけで計9万円も受け取っていますよ。少子化が進めば国力が落ちる。するとウチもダメになる。日本の将来を考えて、この制度をつくったんです。他に住宅手当は、全社員に一律2万2,000円支給しています。会社で一番大事なのは人ですから、いかにいい環境で働けるかが重要。頑張りに対しては、手当で応えようという気持ちです。
お客様の困りごとを解決するには、専門知識に裏付けされた提案力が不可欠。そこで技術トップが若手社員を対象に定例勉強会を開いたり、他業界からヒントを探るため外部研修に参加する機会も設けています。資格取得に向けては書籍・講座・受験料は会社負担で、合格したら毎月手当を支給。電気工事士や危険物取扱主任者、衛生管理者、コンピュータ系だけでなく、業務に必要とみなせば対象資格をどんどん拡大します。
家族手当の充実も自慢です。配偶者には2万円、子ども1人目で1万円プラス、2人目で1万5,000円プラスと、ひとり増えるごとに5,000円ずつ加算率が上がる。4人子どもがいる社員は、家族手当だけで計9万円も受け取っていますよ。少子化が進めば国力が落ちる。するとウチもダメになる。日本の将来を考えて、この制度をつくったんです。他に住宅手当は、全社員に一律2万2,000円支給しています。会社で一番大事なのは人ですから、いかにいい環境で働けるかが重要。頑張りに対しては、手当で応えようという気持ちです。
企業情報

名古屋本社を中心に全国7事業所を展開
企業名 | 株式会社吉田SKT |
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所在地 | 名古屋市西区花の木一丁目12番20号 |
創業・設立 | 1955年 |
資本金 | 50,000千円 |
代表者 | 代表取締役社長 加藤 裕世 |
事業内容 | ふっ素樹脂塗装 |
従業員数 | 150名(パート含) |
職種 | 事務職・営業職・総務職・技術開発・研究職・製造職 |
URL | http://www.y-skt.co.jp/ |

